「あそぶ」ことこそ、生きるということ。

遊びをせんとや生まれけむ

『梁塵秘抄』の一節。

フレーズは耳にしたことがあるかもしれません。

この一節の全部は次のようなもの。

 

 

遊びをせんとや生まれけむ

戯れせんとや生まれけむ

遊ぶこどもの声きけば

我が身さえこそゆるがるれ

 

この一節は、

素直にうきうきと遊ぶようなイメージの解釈と

詠み手が白拍子であるとされることから、

白拍子の憂いを含んだ解釈と

主に二通りの解釈が一般的かと思います。

 

 

わたしなりの解釈をしています。

 

遊びをせんとや生まれけむ

 

遊び、は遊びですが、

からだを目いっぱいつかって

感情が目いっぱい動くような遊び。

遊ぶ=動くこと。

ニンゲンだからこそ、できること。

感情を動かすことも、「アソビ」として身体を使うことも

ニンゲンならではのこと。

 

戯れせんとや生まれけむ

 

自分のからだを目いっぱいに味わいながら

世界と戯れる。

自然と戯れる。

命そのものと戯れる。

 

身体があり、アソビができるからこそできる

戯れを、身体でこころで味わいつくすために

生まれてきたのです。

 

遊ぶこどもの声きけば

 

子どもの遊びには、嘘がない。

子どもの声には、嘘がない。

 

子どもの目にうつる世界の光も

子どもの耳に沁みる世界の音も

子どもの鼻をかすめる世界の香りも

子どもの肌に触れる世界のすべても

 

大人のそれとは違う。

感じたそのままが、身体の動きになり声になる。

遊ぶ子供の声には、嘘がなく

 

聴いているだけで、世界が広がる気がするのです。

 

我が身さえこそゆるがるれ

 

子どもの声が耳に触れると

なんだか窮屈な自分の身体が、動き出すような心持になる。

身体だけでなく、心もゆらゆらと揺れる心地がする。

 

動いてこそニンゲン

遊んでこそニンゲン

 

子どもはいつも、そこに存在するだけで

ニンゲンという存在の輪郭をくっきりとさせてくれる。

 

そして自分も、ニンゲンであることを思う。

動き出そうと思う。

 

 

遊ぶ=動く

 

ニンゲンは動物です。

動く物です。

 

だから、動く、が標準。

 

現代社会はいかに動かないでいるかを

競っているような模様。

 

ずっと座り続けられる、疲れない椅子

 

それって、、、ニンゲンに必要なものじゃないよ。

ニンゲンに必要なのは、

適度に立ち上がるための、適度に座り心地の悪い椅子、だよ。

 

遊ぼう、遊ぼう。

動こう、動こう。

 

その身体で、味わえる世界を

目いっぱいに味わおう。

 

今、必要なのは、そういうことだと思う。

 

遊びをせんとや、生まれたのですから。

 

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