
先日、MCI(軽度認知障害)のことを書きましたが、認知症の進行を早める原因のひとつに、「歩けなくなる」ことがあります。
さとう式リンパケアでは、いつまでも活き活きとした生活ができるように、足のケアもだいじにしています。
30代~40代くらいの方では、あまりピンとこないかもしれません。
でも、この年代から、「歩く機能を長持ちさせるために足のケアをする」を意識するのはとてもたいせつ。
今日はそんなお話です。
「積み重ね」で不調がでてくる
- 中学生のころ、部活でずっと日焼けしてた。
- 高校生とか大学生のころ、色黒が流行っていた。
こういった影響で、10年~20年経過した今、顔や身体のシミがふえている、ということをよく聞きます。
積み重ねのうれしくない代表選手ですね。
足のダメージの積み重ねではこんなことがあります。
- 合わない靴をはいて、骨が変形してしまうのが、外反母趾や内反小趾
- 浮き指で、爪が機能しなくなって変形するのが巻き爪や陥入爪
- ハイヒールで歩くバランスをとるために、カラダ全体のバランスが崩れると膝や股関節の痛みが出る
ぜんぶ、カラダのゆがみにもつながるものです。
もちろん、年を重ねれば重ねるほど、ダメージは大きくなっていきます。
歩けなくなるのは、歩かなくなるから
歩けなくなってしまうのは、何かの病気や怪我が原因でなければ、積み重ねダメージから、歩くときの痛みやつらさが原因になっています。
積み重ねダメージは、足の本来の状態を知らないまに使い続けることで蓄積されます。
そしてこんなぐるぐるにはまってしまいます。
痛い
↓
歩かない
↓
筋肉が衰える
↓
次に動くとさらに痛い
↓
歩くのがいやになる
↓
歩かなくなる
↓
歩けなくなる
このぐるぐるにはまらないように、最初の「痛い」をラクにしてあげたいんですね。
足元からととのえる
さとう式のケアでは「腔をととのえて、バランスのよいラクなカラダをつくる」ことができます。
耳たぶまわしから始まって、口腔・胸腔・腹腔をととのえていきます。
そうすると、足のほうまで自然とととのってきます。
ですが、足は足で、しっかりケアしてあげたい部分。
足の集中ケアをすることもあります。
屈筋も足のうらからととのえてあげると、動きやすくなるんです。
毎日ケアしたい部分なので、誰にでも取り入れていただけるように、フレクサーソックスがあります。
インソール講座ではインソールの作成方法やテーピングの方法をお伝えしています。
足本来の状態を、インソール講座でぜひ知っていただきたいとおもいます。
ちょっとしたことを変えるだけで、ちょっとうれしいことが増えるんです。
足がむくみにくくなる
腰痛が起こりにくくなる
膝が痛くなりにくくなる
歩きやすくなる
力が上手に使えるようになる(=重い荷物とか、小さいお子様とか、持ち上げやすくなります。
などなど。
kefi にケアに来ていただいた方で、特に足のケアをしてほしいなーと思う方には、ソックスをお勧めしています。
足がしっかりしているだけで、高齢になったときのリスクが減りますから。
わたしの場合は、テーピング+ソックス+インソールがほぼ、標準装備。
たまにテーピングを忘れると、それだけでも足の重さが変わります。
インソールが入れられないヒールのときはテーピングが活躍します。
今できることを取り入れる
そうはいっても、
30年後のことなんか考えられない。
というのが正直なところかもしれません。
ただ、30年後のためにいいことは、今の自分にもいいことだったりするので、そういうものから取り入れていただけるといいかなぁ、と思います。
フレクサーソックスはケアに来ていただいたときにお試しいただけますし、ご購入もしていただけます。
インソールは、その場でお作りすることもできますし、講座のご希望も大歓迎です。
すこしでも多くの人が、足の大切さに気づいて、対策ができますように。
『リンパマッサージ』より、
優しい『リンパケア』がいい。
