もうすぐ6月 ! 歌舞伎に行こう ♪ ~歌舞伎初心者さんにおススメ。国立劇場「歌舞伎鑑賞教室」~

こんにちは、chieです。

 

5月になったばかりだというのに、6月の話?

 

いえいえ、

 

チケット販売が始まるから、翌月のことを考えるのです(笑)

 

歌舞伎を観てみたい、とおもったことありませんか?

 

 

わたしははぼ毎月、歌舞伎を観に行きます。

 

習慣になっちゃったし、習慣になるくらい好きになっちゃったからなんですが。

 

よく、「観てみたいんだけどね~」って言葉を耳にします。

 

 

行ったらいいじゃん !!

 

 

特に東京には歌舞伎座があるし、ほかの劇場もあわせれば、年中歌舞伎が観られるんですよ。

 

東京で歌舞伎が観られる劇場

毎月:歌舞伎座

ほぼ、毎月:国立劇場

年に数回:新橋演舞場、明治座、

年に1回?:浅草演芸ホール、シアターコクーン

その他:○○文化センターとか、○○市民ホールとか

 

チケットなんて、ネットでちょいちょいっと買える時代だし。

 

チケット、高いんでしょ?

 

全然?

 

歌舞伎座で一番安い席で、4000円です。

国立劇場に至っては、一番安い席が1500円 !!

 

映画より安いです。

 

行ったらいいじゃん ♪

 

国立劇場の6月&7月は、毎年「歌舞伎鑑賞教室」なんです。

 

 

東京育ちの方は、もしかしたら、学校で行ったことがあるかもしれません。

 

学生・生徒の団体鑑賞を目的としています

 

という公演。

 

学生さん向けですが、余っている席は一般に販売されます。

 

歌舞伎のみかた

 

を若手役者が解説してくれて、

 

そのあとで、1時間くらいの短い演目を鑑賞します。

 

歌舞伎初心者さん、歌舞伎の入口にうってつけ!

 

学生むけなんで、当然と言えば当然なんですが

 

しかも、安い。

 

一等席で4000円(普段は9000円とかする)

2等席で1800円(普段は7000円とかする)

学生料金1500円(これは6・7月のみの設定!)

 

そして、もれなくプログラムと歌舞伎読本という薄い冊子がついてくる。

 

 

超、お得 !!

 

 

社会人のための歌舞伎鑑賞教室」として夕方から開始の回や、

外国人のための歌舞伎鑑賞教室」として、多国語のイヤホンガイドと、「歌舞伎のみかた」コーナーは英語交じりでの特別バージョンがある回

 

も、それぞれ期間中に組み込まれています。

 

6月の演目は「連獅子」

 

 

この、赤と白の毛の恰好、日本人なら一度はみたことあるでしょ?

 

獅子の精というお役です。

 

白がお父さん。赤がこども。

 

これ、日本舞踊なんです。

 

日本舞踊は歌舞伎から出発しているので、歌舞伎の公演ではほぼ必ず踊りがあります。

 

連獅子は中でも、これだけで1時間くらいになる大きな作品です。

 

最初は狂言師がふたり、という体で踊りますが、

 

後半はこの格好に変身します。

 

なんでそうなる?とか、使う小道具とか、歌舞伎の動きとか、そういうものを最初の「歌舞伎のみかた」のコーナーで解説してくれるんです。

 

今回は中村又五郎さん・中村歌昇さんという、ホンモノの親子が演じます。

 

中村又五郎さんは、鬼平犯科帳にも出てますよ。

 

TVで観たことある方が、いるかもしれません。

 

若手がたくさん → 次への仕掛け

 

 

6月の解説担当は、

 

みっくん

 

と呼ばれています、坂東巳之助さんです。

 

ワンピース歌舞伎のボン・クレー役で、えらい人気になりました。

 

踊りが上手で、芝居も確実。

 

わたしがごひいきにしているおひとりです。

 

連獅子の前半と後半のあいだ、

 

獅子の精に変身する間には「宗論」という狂言が入るのですが、

 

これを演じるのが、中村隼人さん・中村福之助さん

 

中村隼人さんは、「イケメン」て話題になって、ちょいちょいTVにも出たりしています。

 

これまたワンピース歌舞伎ではサンジになっていました。

 

最近は着々と実力をつけていっている印象です。

 

中村福之助さんは、中村芝翫さんと三田寛子さんの次男です。

 

これからが楽しみな役者さん。

 

若手はみんな、これからが楽しみなんですけどね。

 

 

みっくんと、隼人さんは8月に新作歌舞伎が決まっています。

NARUTO

ですって。

 

ワンピに続き、少年ジャンプシリーズ。

 

NARUTOに登場する児雷也とか綱手姫が出てくる歌舞伎はもともとあるんですよ

 

忍者ものの仕掛けがいっぱいのもの、て歌舞伎にはもってこいな題材なんですよね。

 

もちろん私は観に行きます(笑)

 

今回はこの流れを結構狙ってる気がしますね。

 

8月はまた学生のお客さんが増えるかな。

 

 

わたしは3階席から歌舞伎を鑑賞してる学生を観るのがまた楽しくて、この公演がスキなのです。

 

特に女子高生は、楽しい。

 

花道を行く役者に手を振ったり、六法で引っ込む役者にキャーキャー言ったりする(笑)

 

でもねぇ、江戸時代の芝居小屋って、もしかしたらこんなんと違ったん?

 

と思うような、ダイレクトな気持ちのやり取りがある気がして。

 

それで、ここから何人が、歌舞伎を好きになって、見続けてくれるのかなぁ、とか思いながら、眺めています。

 

 

さて、みなさまも、歌舞伎、いかがですか?

6月、7月、チャンスですよ?