「家庭医」という専門と、それを補助する役割が増えれば、困ることが減るはず。

サクライ
こんにちは、桜井ちえです。
先月のことですが、豊島区社会福祉士会の勉強会へ参加させていただきました。

他職種、多職種の連携を。

 

医療職の中での職種間の連携がスムーズにとれるようになれば、いわゆる「たらいまわし」や年齢制限で、必要な援助が受けられない人が減る、という観点から、他職種連携のために、自分の職種以外の職種を知るための勉強会に、参加してきました。

 

スピーカーのひとりだったのが、「家庭医療専門医」である重島祐介先生です。

 

先生のクリニックのHP↓

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そもそも家庭医療って?

 

家庭医療は総合診療とほぼ同じ。

 

こどもから高齢者まで、科にとらわれず、「その人」を見る医療です。

 

これに対して、巷で一般的になっているのが、臓器別専門医。

 

消化器科とか、循環器科とか、整形外科とか、皮膚科に眼科に泌尿器科……

 

みたいに、「その科」のことは詳しいけれど、そうでないものは診ない、というもの。

 

どちらかと言えば、「人」ではなく「症状」に対するもの。

 

だから、「症状」がなければ、対応できませんし、しません。

 

一昔前の開業医って、多くが「家庭医療」のお医者さんだったんじゃないかなと思うのです。

 

それこそ、「我が家のかかりつけ」のような。

 

今は、特に都心では、それが成立しにくくなってるような。

 

細かい科ごとに、何件も受診しないといけない。

 

しかも細かい科に、さらに得意分野があったりする。

 

専門的であるという点のメリットはあるけれど、開業医レベルでそこまで専門性が必要だろうか、ともわたしは思ってしまう。

 

あなたは、どう思いますか?

 

整形外科であれば、さらに、脊椎・肩・手・股関節・膝・足、に分かれたり、

 

耳鼻科であれば、耳・鼻・喉、で分かれたり、

 

医療機関で「よくならない」と困る原因のひとつが、専門すぎる専門に偏っていること、だと思うのです。

 

木を見て森を見ず、といった様相でしょうか。

 

ただ目の前の「人」をみる

 

家庭医は、専門性という狭い枠を越えます。

 

「人」をみるから。

 

症状だけでなく、生活環境や家庭環境までを考えて、治療案、療養案を出します。

 

一人でもそういう医師が多ければ、と思いますが、それは並大抵のことではない。

 

そして。

 

この役割の前段階のことを、『電話相談』というところで看護師や保健師がしています。

 

電話相談の質問で多いものに、

 

「何科に行ったらいいですか?」

 

というものと、

 

「今の受診先でいいのか?」

 

というものがあります。

 

実際に見るわけでなく、聞き取りだけでの判断ですが、それでも、無駄足を減らす役には立っているはずだと思っています。

 

それぞれの、役割

 

そして、セラピストや自然療法に携わる人間も、「必要な振り分け」をしているはずだと思うのです。

 

セラピストも自然療法も、「治療」はできません。

 

「リラクゼーション」の域は出ません。

 

でも、「目の前の人」をしっかりと見ているのがセラピストや自然療法を提供する人。

 

おのずと、カラダに関する知識は増えます。

 

だから、医療機関への受診を勧めることがあるのです。

 

わたしはたまたま看護師の資格を持っているから、

 

今までの経験のなかから、「これは、一回受診してくださいね〜」ということがあります。

 

そして「こんな症状があるんですけど」と相談を受けることもあります。

 

そういう相談が、気軽にできるところが、もっと増えたらいいと思うんですね。

 

それで、適切な医療機関にかかることができたら、

 

時間とお金と労力とを、無駄にかけなくても済む。

 

医療機関のおかしな忙しさがいくらか緩和される。

 

WIN-WINじゃないですか??

 

そう思っています。

 

家庭医が主治医というラッキーな人ばかりじゃない。

 

カラダをことを一緒に考えられる場所がなくて、

 

ひとりでネットを調べては不安に駆られる人もいる。

 

ちなみに、不安なときにネットを調べると、

 

さらに不安なことしか目につきませんので、お気を付けください。

 

カラダのことを気軽に相談できて、自分のカラダにも向き合えるサロン。

 

それがわたしの目指すところ、と、また強く思うのでした。

 

「自分でできるようになりたい」人を、今日も応援しています。

 

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