「巻き爪」って、なったことありますか?
ふと気がつくと、数年前から、周りに巻き爪の治療をしている人が、定期的に数人いるんですよね。
さらに、巻き爪を繰り返してしまうことも少なくない様子。
治療はしても、「靴に気を付ける」しか言われないとか。
わたしが勤めていた整形外科でも巻き爪の治療していましたが、ワイヤーの治療とかだけでは繰り返す確率が高いです。
大きな原因なのに、意外に気を使われていない、巻き爪の原因についてお話したいと思います。
そして、わたし、巻き爪の治療には「歩き方、足の使い方の指導が必須」だと思っております。
よく知られている巻き爪の原因
1.深爪
爪を短く切りすぎると、次に生えてくるときに、爪が脇の肉にくい込んでしまうことがあります。
陥入爪
といわれる状態です。結構イタイです。
爪が肉に刺さって、炎症を起こして、膿がたまってしまうこともあります。
放置すると、刺さったまま、爪が巻いてくるので、肉に食い込みまくった巻き爪の出来上がり。
想像するだけでイタイですね……
2.合わない靴
成長期のお子様で、小さいままの靴をはいていたり、女性で、先の細いハイヒールをはいていたり……
合わない靴で、爪を不自然に圧迫する状態が続くと、力のかかる方向に、爪が変形してしまいます。
その結果で起こるのも、巻き爪です。
圧迫された片方だけが巻いてくることもあります。
意外と知られていない巻き爪の原因
1.浮き指
歩くとき、足の指をしっかり使っていますか?
といわれると、
え?
となるかもしれません。
意外とこれが、盲点なんです。
足の裏でペタペタ歩く方、足に合わない靴をはいている方に多いのですが、足の指を使わずに歩いているんですね。
下の図の、緑色の矢印の力(地面から受ける力)がない状態です。

そうすると、爪が、自分の役割を忘れてしまいます。
爪の役割って??
と思いました?
爪は、小さいですけど、大事な役割を持っています。
バランスをとる
という役割。
上の図のように、グッと踏みしめる力(ピンクの矢印)と、地面からの反発する力(緑の矢印)を受けて、カラダのバランスをとってくれてるのが、足の爪です。
指が浮いていると、このバランスが悪くなります。
さらに、爪が、「ぼくの仕事がない!」と、役割を忘れてしまうので……..

この図の状態になるんですね。爪、くるくるです。
巻き爪の原因に多いのが、この、「爪が役割を忘れた状態」なんです。
爪が、使ってもらえなくて拗ねている、ようにもみえます。
ちなみに、強い格闘家は、もれなく、足の指が強い(ハズ)です。
そうじゃないと踏ん張れないしバランスが悪くて、勝てませんから。
2.歩いてない
特に高齢者の方に多いです。
浮き指ではなくても、歩かないと、爪に必要な負荷がかかりません。
そうすると爪は平らな状態が保てなくなり、巻いてきてしまいます。
寝たきりの方や、車椅子の方に巻き爪がよくみられます。
小学生や中学生の巻き爪は、浮き指が原因のことが多いですが、運動不足が原因で……ということも、なくはないですね。
足の爪を構ってあげよう
ペディキュアをする、とかじゃなくて、足の爪をちゃんと構ってあげましょう。
難しくないです。
足の指がちゃんと地面についてるかな?
歩くとき、足が地面を離れるとき、最後まで指に力が入っているかな?
これを意識するだけです。
爪にかまって、歩いてみましょう♪
kefiでも、足元のケアは大事にしてます。
- 足のセルフケアアドバイス
- 歩き方アドバイス
- 歩き方の講座
- あしなかのご提供
など。
腰痛や膝痛の原因が、浮指、ということもありますしね。
大事にしてるというか、足に関しては、結構こだわりがあるんです。
歩けなくなったら、一気に健康を損ねますんで。それは早くから対策を知っておいていただきたいのですよ。
介護予防のひとつ、ですわね。
きょうもありがとうございます。

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