熱中症その2 ~ なりやすい人はこんなひと。予防は逆算から! ~

こんにちは、kefiの施術人、時々看護師・chieです。

 

先日の熱中症の症状の記事に続き、なりやすい人、予防などをまとめておこうと思います。

 

下痢も?寒気も? ~熱中症の意外な症状、知ってますか?

2018年7月24日

 

今日はときどき辛口です。

 

だって、一番なりやすい人に、危機感がないんだもん。

 

と、ちょっと駄々っ子風にして、お許しを得ておこうかと思います(笑)

 

なりやすいワンツー

 

熱中症になりやすいのはダントツで75歳以上の高齢者。

 

それから、意外かも知れませんが、40代~60代の男性

 

これが熱中症件数のワンツーです。

 

高齢者は言わずもがな。

 

高齢者の危機感のなさは、それこそ危機的なものがあります。

 

わたし、この件につきましては、少し厳しい言い方をします。

 

ちょっとこの辺、なんとか意識を変えていただきたいと思うところで、活字化すると優しくなれません。

 

そして、オブラートに包んだところで伝わらない経験をたくさんしていますので・・・

 

と、言い訳ばかりですみませんが、ご容赦ください(汗)

(対面で指導するときは、なんとかがんばってやさしくお伝えするようにしていますけどね・・・)

 

高齢者の危機感のなさは、次の3点の前提を、高齢者自身が自覚していない、ということが一番の要因だと思います。

 

  • ただでさえ、カラダの水分量が少ない。(保水機能が衰えている
  • のどが渇いた、熱がこもっている、などの不快な状態に鈍くなっている。(感覚機能が衰えている
  • 「具合が悪い」と思うタイミングさえ、鈍くなっているので遅い。(認知機能が衰えている

 

70代の方で「50代のころはこうだったのに・・・」とお話される方が結構いらっしゃいます。

 

あのね、年齢は重ねるものなんです。カラダもそれによって変化するものなんです。

 

私は我慢強いから

 

昔はこれで大丈夫だったから・・・・

 

という、ナンセンスな言い訳がはじまります。

 

我慢強い人ほど、命を落としやすいって知ってますか?

 

 

「身を守る」ということと「我慢強さ大会」を天秤にかけないでください。エアコン、つけたらいいんです。

 

あと、昔じゃなくて、今現在をみてください。

 

お願いですから。

 

さらに、

 

 

・TVや雑誌での情報を聞きかじっているだけで正しく理解していない

 

 

そのため、とんちんかんなことをしていることがあります。

 

熱中症にかんして多いのが、こんな勘違い。

 

  • 寝ているあいだに汗をかいて脱水になるといけないから、夜は水分とらずにいるんだよー
  • 寝不足になると熱中所うになりやすいっていうから、トイレに起きたくなくて、夜は水分摂らないんだよー

 

周りにこういう方、いらっしゃいませんか?

 

もうね、ほんとにね、ダメです。

 

危ないです。

 

お父さんとかお母さんとか、お義父さんとか、お義母さんとか……

 

いらっしゃったら、どうぞ厳しくご指導ください。

 

よろしくお願いいたします。

 

働き盛りの落とし穴

 

高齢者についで多いのが、40代~60代の男性。

 

働き盛りなんですね。重労働をしている方も多い。労働時間が長い方も多い。

 

忙しくて十分な休憩が取れない、とか、夢中になっていて気がついたら水分を摂っていなかったとか。

 

この年代での熱中症が多い原因が、このあたりにあります。

 

  • 忙しくて、水分補給している時間がない
  • 気がついたら、仕事に夢中で、水分補給を忘れていた
  • 普段からカラダには負担かけているから、これくらいは平気と思った
  • 荷物になるから、と日ごろから水分を携帯していない

 

小さい子供もそうなんですが、男性は大人になっても、目の前のことに夢中になると、それ以外のことに無頓着になることがあるようです。

 

だから、「そういえば、水、飲んでない」ということが起こるようです。で、熱中症になってします。

 

職場管理の問題もありそうですが、ご自身の身を守る、ということろで、水分補給には別の意識を向けていただけたらいいなぁ、と思います。

 

ワンツー以外では?

 

 

こども

 

体温調節機能が大人より弱い。未発達なんですね。なので、暑くなっても上手に汗がかけずに体に熱がこもってしまったりします。

 

もともとのカラダの水分量は多いのですが、その分の補給が追いつかないことがあります。

 

昨今の猛暑では、アスファルトからの照り返しにやられることも。ちいさいこどもは、大人よりも、照り返しの直撃を受けているんですね。

 

気をつけてあげましょう。

 

運動不足のひと

 

運動不足の人は、汗をかきにくい、というところで熱中症になりやすくなります。

 

普段から使っていない汗腺は働きが鈍くて、暑くなってもちゃんと汗をかけない。

 

さらに、上手に汗を出せないので、塩分の濃い汗を出してしまって、汗を出したとしても、体液のバランスを崩してしまいます

 

普段からちゃんと汗をかくくらいの運動をしておくことが大切なんですね。

 

二日酔いのひと

 

お酒を分解するために、肝臓と腎臓が体内の水分を使います。排尿が多くなって、脱水になりやすいため、熱中症にもなりやすくなります。

 

ビールのおいしい夏ですが、お酒はほどほどに。お酒を飲んだら、お酒以外の水分も補うようにしましょう。

 

寝不足のひと

 

寝不足になると、自律神経の働きが鈍くなります。自律神経は体温調節もしているので、これが鈍くなるということは、汗をかきにくくなったり、温度の感知機能が鈍くなっている、ということになります。

 

同様の理由で、ストレスの多い人や精神疾患が持病にある方、普段から自律神経失調症の方は、熱中症になりやすいです。

 

肥満のひと

 

脂肪が厚いと体内の熱が逃がしにくい。だから熱中症になりやすいです。理由として、とてもシンプル。

 

熱中症予防として、皮下脂肪は適度な量にしておきましょう。

 

予防は逆算がわかりやすい

 

 

さて、予防です。予防はシンプル。

 

熱中症の予防は、なりやすい条件から逆算すること。

 

次の4つがたいせつです。耳にタコかもしれませんが、書いておきますね。

 

温度(+湿度)に気をつけること

 

気温が25度を超えると、熱中症になる方が増え始めます。

 

30度を超えると熱中症で死亡する方が増え始めるといわれています。

 

また、気温が25度以下であっても、湿度が80%以上になると、汗が蒸発しなくなり、カラダから熱が逃がしにくくなります。それで、やっぱり熱中症になりやすくなります。

 

夏場にこの条件になりやすいので、ピックアップされますが、条件さえ当てはまれば1年中起こる可能性がある、ということも、アタマの片隅に覚えておいてくださいね。

 

水分補給をこまめにすること

 

水分+塩分の補給をすること。汗をかきすぎて脱水症状になること、汗をかかないで熱がこもってしまうことを防ぎたいです。一度にたくさんを飲むのではなく、30分おきくらいにこまめに水分をとって、カラダを潤わしておきましょう。

 

適度にカラダを休めること

 

カラダが疲れすぎると、自律神経の働きが鈍ります。体温調節機能も低下します。

 

疲れすぎないところで、カラダを適度に休めましょう。根性とか出さなくていいです。

 

栄養をとること

 

もしかすると盲点かも知れませんが、食事をしっかりとること。
食事のリズムが自律神経を整えてくれるという一面があります。カラダそのものも整えて、熱中症になりにくいカラダをつくります。

 

熱中症かも?と思ったら

 

熱中症かも、と思ったらやること。

 

これも基本は耳にタコのものですが、次の3点。

 

  • 水分補給。できればイオン飲料。少しずつ摂ること。
  • 締め付けのある衣類はゆるめて、涼しい場所で休む
  • 保冷剤などで、カラダを冷やす

 

これで、1~2時間様子を見ていて改善しなかったり、様子をみている間にさらに具合が悪くなるようであれば、医療機関へ受診しましょう。

 

熱中症は進行するものなので、「様子の見すぎ」はよくありません。

 

とくにこどもや高齢者は状態も変わりやすいので、「かも?」と思ったら様子をみたとしても、1~2時間と考えていただくのが安全だと思います。

 

異常、異常とは言えど、気を付けること、できることはあります。

 

夏休みのイベントも多い中、暑さとも上手にお付き合いして、楽しくすごせたらいいですね◎

 

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