日本舞踊のこと・その2 ~ これ、やりたい。から、2ヶ月~

こんにちは、chieです。

 

続・日本舞踊のこと。

 

その1はこちら。

日本舞踊のこと・その1~ それは14年前からはじまった。

2018年5月19日

 

歌舞伎を観て、やりたい、と思ってしまったわたしです。

 

 

それでも、考えていた。

 

 

わたしは直感で、ほとんどものを考えずに動くように見られることが多いです。

 

思い立ったらすぐ行動!みたいな。

 

さとう式と出会ってからの行動も、周りからはそう見られたんでしょうけど。

 

そういうところもありますけどね、考えてますよ、ちゃんと。

 

考えてる過程をあんまり人に言わないだけです(笑)

 

日本舞踊を始めたときも、周りからはなんでいきなり?という反応が多々。

 

いきなりじゃないんだけどなぁ。

 

6月に歌舞伎をみて、7月は玉三郎の「桜姫東文章」が通しでかかっていました。

 

あんまりかからないものだから、行っとくといいよ

 

とこれもやっぱり先輩の助言あり、一日入り浸って観ていました。

 

初心者あるあるで、とりあえず、良い席でも見てみよう、と高い席でみたわけです。

 

 

何か違った?

 

 

いえ、さほど。

 

 

思えば、芝居を観に行っていたというより、考えに行っていたわけで。

 

良い席でみても、天井からみても、考えることは変わらないわけで。

 

 

これ、やりたい。

 

 

観ながらうずうずしていたのでした。

 

玉三郎の芝居だったから、余計にそういう想いに輪をかけたのかもしれません。

 

桜姫東文章は、今でも大好きな作品のひとつです。

 

日本舞踊という選択肢

 

 

やりたい、けど、歌舞伎は男性しかできない。

 

国立劇場の研修生にも間に合う年齢だったけど、かなしいかな、わたしは応募条件を満たさない。

 

歌舞伎は、できないけど、この世界観……

 

そして思い出したのが、6月にはほぼ眠っていた「春鏡鏡獅子」。

 

7月には「三社祭」という踊りがかかっていました。

 

 

日本舞踊って、もしかして、すごく動く?身体使う?

 

 

当時のわたしの日本舞踊のイメージは、ご多分に漏れず、お座敷舞踊のイメージでした。

 

でも、どうやら違うぞ?ということがわかった。

 

 

そうか、歌舞伎はできないけど、日本舞踊はできる!!

 

 

ピコーン

 

 

そしてお稽古場を探しはじめる

 

 

既にネットが普及していた時代。

 

当時わたしはカンタンな演劇養成所みたいなところに行っていました。

 

仕事もあって、バレエも習っていて、動けるのは木曜日の日中だけ。

 

その狭い条件で行けるお稽古場を探してみる。遠くはヤダ。

 

 

ないよなぁ……

 

 

とか思いながら、数日サーフィン。

 

で。

 

あったんですね、そんな狭い条件にあうお稽古場が。

 

このお稽古場との、先生との出会いが、まぁ、大きな人生の変わり目だったのです。

 

 

なぜか、公衆電話から。

 

 

お問い合わせはメールか電話で、と書いてあったので、

 

電話が手っ取り早いと思って、電話することに。

 

 

携帯は持っていましたよ?

 

持っていたのに、

 

 

なぜか、公衆電話からお問い合わせ。

 

 

携帯に番号メモしていたから、ではなく、

 

番号は手帳にメモしていて、

 

肩に受話器を挟んで、手帳見ながら公衆電話。

 

ホシの新しい情報です!! 状態。

 

なんで携帯を使わなかったのか、今思い出しても謎。

 

そういえば、バレエのお稽古始めたときも、最初の問い合わせは公衆電話からしていた……PHS持ってたのに……

 

どきどきしながら、コール音を聞く。

 

はい

 

 

出た!

 

 

声の感じが……先生の、おとうさん…?

 

 

あのー、お稽古を始めたくて、お電話したのですが……

 

 

かくかくしかじか

 

 

あー、それ、息子のほう。

息子、パソコン使ってるから、メールしたほうがいいよ?

メールしてね。

 

 

……はい、メールします。

 

がちゃん。

 

 

……

 

 

はじめから、メールしたらよかったやん。

 

 

これが7月末のこと。

 

~その3 へ続く~