
前に「輪ゴムで、小顔 ?」という記事を書きました。
わたしはさとう式リンパケアのインストラクターなので、情報はさとう式の理論に基づいて発信しております。
&
たまに看護師方面で、医療情報を発信しますが、これも学会や、現場の実情をもとに、読む方が安心できたり、ラクになれたらいいなぁ、と思って書いております。
で。
「輪ゴムで小顔」
は
「耳に輪ゴムをかけると小顔になるよー」
というもの。
ですが、このところ まちがったやりかた がツイッターやらなにやらで流行ってるみたいだよー、とインストラクター仲間で話題になっておりました。
今日はその、「まちがったやりかた」がどうして広がっているか、のお話。
情報は、とりいれるだけでなくて、ちゃんとした発信源なのかどうか、とか、「どうしてそうなるか」ということを、しっかり考えたいところです。
さとう式の「耳に輪ゴム」のおさらい
さとう式の「耳に輪ゴム」は、「耳たぶまわし」の理論の応用です。
耳の付け根に、微弱な刺激を与えることで、咬筋をゆるめることができます。(マニアックに言うと、外側翼突筋をゆるめているんですけどね。)
咬筋をゆるめると、頬や顎の緊張が取れるので、顎関節症の症状がラクになったように感じます。
緊張が取れる分、エラの張りがなくなり、頬の筋肉がふわふわになるので、「小顔になる」という結果もついてきます。
さとう式的には、筋肉をゆるめることで、間質液が流れやすい状態をつくること、口腔を広げること、が1番の目的。
「小顔」はあくまでもおまけです。
雑誌の付録みたいですけどね。付録のほうが目当て、とか(笑)
その「おまけ」も、ちゃんとした仕組みを知っているほど効果的なのも事実。
だから、しっかりみなさまの「腑に落として」くださいね!
さて、このとき。
耳の付け根に加わる刺激は、「微弱」でないとダメなんです。
強い刺激は、筋肉をさらに緊張させてしまうことになるので、顎関節の痛みや、頭痛の原因になりかねません。
さとう式のキモは「触れていないと思うほどの優しい刺激」です。
輪ゴムで応用する場合、耳にシワが寄るものはアウト。
耳にシワがよっているものは、既に「強い刺激」になっています。
先月のわたしの記事の中の写真も、確認してみたら、ちょっと強かったです。
訂正すると、この下の写真くらい。

耳にシワが寄らないところで、うしろから少し持ちあげるくらい、が正解です。
つけてるかつけてないか、わからないくらいです。
少しでも、「イタイ」と感じたらアウト。
自分に合った輪ゴムを探してみましょう◎
こんな画像がネット上にたくさんみられます。
さてさて。
おさらいしたところで、「さとう式的にNG」という画像をいくつかご紹介。
WEB上に落ちていたものを拝借しました。



はい。
どれも耳を絞ってますね。
すぐ、痛くなるとおもいます。
カラダもおかしくなるんじゃないかと、心配になります。
「さとう式ではありえない」ものです。
でも、どうしてこのような画像がたくさん出ているのでしょうか?
さとう式ではない出どころ
なんでこうなるかなー、と思って、調べていました。
すると
さとう式ではない出どころに、ふたつ、いきあたりました。
TV
いちばん上の画像は、数年前に「林先生の初耳学」というTV番組内で紹介されたときの画像ということで、複数落ちていました。
このとき紹介した方が、どこから持ってきた情報かはわかりませんが、すでに「さとう式的にはまちがっている」ものを紹介していたようです。
それを見た方々が、そのまま色々投稿していらっしゃる模様。
「小顔」ばかりがクローズアップされています。
気になりますものね、「小顔」。
耳鳴り・難聴が改善する ?
もうひとつが、「耳鳴り・難聴が改善する方法」として、「耳に輪ゴム」を紹介しているもの。

この本のなかで「耳を絞った状態で耳に輪ゴムをかける方法」を紹介していました。
この本の監修は耳鼻科の医師ですが、「耳に輪ゴム」は鍼灸師の方の担当です。
写真の2枚目、3枚目くらいに耳にを絞るようなつけ方で、
いわゆる耳ツボ、反射区を刺激する、ということを誰でもカンタンにできるように、というもの。
耳ツボ療法の簡易版なので、耳を刺激しないといけないわけです。
それで、耳の症状だけでなく、肩こりなどの改善の可能性もあるということと、「リフトアップ」の効果も一時的にあるよ、ということのようです。
さとう式以外でも、「耳に輪ゴム」を提唱している方がいらっしゃるんですね。
もちろん、これ、「さとう式的にはNG」です。
カラダのマッサージでの、押す・もむ・ひっぱる、に相当します。
強い刺激で、一時的にラクになるけど……というものに近い。
そもそもの目的が耳ツボなので、アプローチがちがって当然だったんですね。
この方法で、よくなった、という方もいるみたいなので、それはそれとして。
TVで紹介されたものも、これに近いのかもしれません。
さとう式と、こちらの方法が、ごちゃごちゃになっているまとめサイトもあったので、聞きかじりで、混同されてもいるのでしょうね。
さとう式は、さとう式として。
出どころのちがうものは、さとう式として訂正することはできません。そりゃ当然。
それでも、
これ、なんかおかしい
と思った方や、
さとう式を聞きかじって
それこそ、youtubeだけをみて
なんかおかしい
と思った方が、さとう式にたどり着いてくださったらいいなぁ、とおもいます。
全国のインストラクターが、喜んで正しい方法、もっとラクチン・キレイになる方法をお伝えしますよ ◎
「さとう式」としてまちがっているものなら、どんどん訂正を入れますからね。
ちゃんとカラダがラクになって、おだやかに過ごせるなら、ほんとは何でもいいんです。
さとう式がいちばん優しくて、結果が出るなぁ、と思うので、わたしはそれを選んでいる、というだけのこと。
みなさまそれぞれが、「自分のカラダはなにを喜ぶか」を知っているなら、それがいいと思います。
ただ、ただですよ?
さとう式は、どんな手法とも組み合わせることができます。
『さとう』式、ですけど、『しょうゆ』みたいなもので、なんにでも合うんです。
何かをやる、前と後に「ゆるめる技術」を使うだけでよし。
と。
このあたりを詳しく知りたい方は、kefiのサロンにおいでくださいませ。お茶でもしながら、お話ししましょ。
情報は疑うことも、必要
TVの情報も、本や雑誌の情報も、取り入れてみるのはいいと思います。
それで、悩んでいた症状がよくなったのなら、なによりです。
ただ、
やってみたけど、
なんかカラダがおかしくなった
と思ったら、ちゃんと情報をうたがってみてください。
本来の出どころを確認してみましょう。
それをしないと、カラダをいじめるだけになってしまうとおもいます。
どうか、情報に踊らされて、ツラくなりませんように。
情報は、情報。
すべての人にあてはまるわけではありません。
ほんとうに自分に合っているかどうか。
くれぐれも、情報に、身体を合わせにいくことのありませんように。
本やテキストでさえ、「個人用ではない」「その体勢ができない人もいる」ということをお忘れなきよう。
カラダがよろこぶものかどうか。
じぶんのカラダと相談する、ということを忘れないでください。
もし、じぶんのカラダがわからない、という方はいつでも相談に来てください。
身体との付き合い方、あなたのカラダの本来の状態、これからのあなたのカラダのこと、全力でサポートします。
便利すぎる現代だからこそ、情報から自分を守ることも必要ですね。
「耳に輪ゴム」の、「さとう式的にまちがった画像」のおかげで、わたしも学ぶことができました。
きょうは随分長くなりましたが、お読みいただいてありがとうございます◎
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