たとえばこんな世界 ~やさしい矢印~

医療機関の医師が口々に

こんな提案をしてくれる世界が

いつか、くることを願っている。

いや、もうすぐ、くるはず、と思っている。

もうすぐ、が何年後か何十年後かわからないが。

 

西洋医療にできるのはここまでが限界。
ここから先は、○○町に△△という人がいるから
たずねてみてね。
これからのからだに必要なことに相談に乗ってくれるよ。

 

△△に入る人は、アロマセラピストかもしれないし、鍼灸師かもしれない。
管理栄養士かもしれないし、嗅覚診断士かもしれない。
パーソナルトレーナーかもしれないし、漢方薬剤師かもしれない。

ヴォイストレーナーや、劇団、という可能性だってある。

 

これが、やさしい矢印

 

現代の医療機関は、「西洋医療」という枠の中でだけで
目の前の困っている人を、縛り付けてはいないだろうか。

 

あなたは、縛り付けられてはいないだろうか。
やさしい矢印、に触れることはできているだろうか。

 

やさしい矢印、の世界

 

医療機関の存在は、頼もしいと思う。
西洋医療という存在は、使い方によっては頼もしい。

 

いまの日本で使われる矢印を考える。

 

たとえば、個人でやっている整骨院やセラピスト、カウンセラーは
それぞれの判断によって

 

ここまではできるけど、
ここの部分は、一度医療機関で相談してみてね。

 

という矢印を出すことは、珍しくない。

 

その逆はどうだろうか。

 

うちの医療機関ではここまでだから、
あそこの医療機関を紹介するね。

 

あっても、これくらいの矢印じゃないだろうか。

 

冒頭で書いた

 

西洋医療にできるのはここまでが限界。
ここから先は、○○町に△△という人がいるから
たずねてみてね。
これからのからだに必要なことに相談に乗ってくれるよ。

 

こんな矢印を
医療機関で出されたことはあるだろうか。

 

 

どうしてこの、やさしい矢印
が、出ないのか、考えたことはあるだろうか。

 

片側通行の世界

 

日本で西洋医療が幅をきかせるようになったのなんて
ほんの160年ほどのこと。

 

西洋医療の得意分野は
「救急」のものと「境目のはっきりしたもの」である。

「慢性」のものには西洋医療より
従来の日本で行われていた漢方医療や中医学的な判断が
やさしく功を奏することも多い。

 

いわずもがな、だが、

 

西洋医療は「大量生産大量消費」が可能であり、
東洋医療と括られるものは「フルオーダーメイド」的な手間暇を要する。

 

経済の成長とともに
人間のからだ
に接するものすら
大量生産大量消費
になってしまったことに
気づかないふりをしてきたんだと思う

 

気づいたところで
抗えなかった時代が長かった
ともいえるのかもしれない。

 

オモテにでないジジョ―
も多いに働いていることだろう。
どれだけの「不要な薬」が
どれだけの「不要な受診」が経済効果を生んでいることか。

 

だもんで、片側通行の矢印ばかりが巨大化して
西洋医療バンザイ
お医者「サマ」バンザイ
が長く続いていたのだと思う。

 

そこには片側の矢印しか出さない、という原因と
片側の矢印しか受け取らない(もうひとつの矢印を考えない)という原因と
ふたつの要素がある。

 

受け取る側が工夫できなくなるくらい
情報が混乱している、というのも事実で

 

混乱しているから、
わからない、と「放棄」しているのも事実、に見える。

 

もう片方の矢印も間違いなくあるのに。

 

すこしずつの、変化。

 

そんなに多くの医師に出会ってきたわけではない。

 

過去に勤めた整形外科のクリニックで
たったひとりだけ、
短期間の非常勤で来ていた医師だったが

 

やさしい矢印

 

を出せる医師に出会った。
こんな医師もいるんだ、と感動した覚えがある。

 

たったひとり、と書いたが、
これは「雇われている医師で」というところ。

 

 

ここ数年で、やさしい矢印
を出す医師に立て続けに出会っている。
すべて「開業医」だ。

 

 

彼らは、ここへ行くといいよ、
というより先に、
必要になりそうな「異業種」を
自らのクリニックに組み込んでいる。

 

やさしい矢印

 

を、すぐに飛ばせるようにしている。

 

患者、になりうるすべての人に
知っておいてほしいのは

 

矢印は一方向だけを向いてはいない

 

ということ。

 

矢印を一方向にしているのは

いままで患者になってきたヒト

つくってきた認識。

 

日本はかんたんに医療が受けられる珍しい国。

 

だから、「壊れたら治してくれるんでしょ」の意識が無意識にある。

 

医療機関に行かないようなからだをつくる

という観点が

きもちいいくらいに

すこーんと
抜けている。

 

予防、の考え方も錯綜している。
あふれる健康食品による余計な混乱と
「個人に合わない」選択をしてしまうくらい

 

自分のからだに鈍感な人が増えていないだろうか。

 

そのからだ、
もっとすてきに使えるんだよ?

 

ソトの情報に振り回されながら
自分のからだを見失うと
一方向の矢印しか考えられなくなる。

 

やさしい矢印

 

を探すアンテナ感度が弱くなる。

 

TVの情報やエビデンス
という「大多数」の意見に押されて
「自分」を見る目が弱くなる。

 

いまはまだ、やさしい矢印、
を発してくれる医療機関は少ないから
この矢印は自分で探す必要がある。

 

そのベースになるのは、
自分自身の感性とからだの感覚に他ならない。

 

矢印を、活かす方法

 

からだを考えるとき

たくさんの矢印が存在する。

西洋医療は矢印の最終地点では決してない。

 

たくさんの矢印が行きかう中で
健やかさ、の矢印が右肩上がりになれば

 

いや

 

右肩上がりではなくとも
おだやかに平らかなもので
ほんとうにゆるやかに
おわりに向かっての右肩下がりなら

 

バンザイなのではないか。

 

矢印を活かす方法は
自分のからだとの対話を欠かさず
自分のからだの心地よさを裏切らず
西洋医療を終着点と思わず

 

やさしい矢印

 

に敏感になれるように
自分をととのえること。

 

それ以上でもそれ以下でもない、と考えている。

 

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